原因
ぎっくり腰とは、重い物を持ったり、体をねじったり、顔を洗おうとして腰をかがめたりした時に、急に腰に痛みを覚え動けなくなることを言います。
腰椎椎間板ヘルニアによる場合
腰の骨の間にある椎間板という軟骨は年齢と共に弱く傷つきやすくなります。重いものを持った時この軟骨に亀裂が生じます。
腰椎捻挫による場合
腰の骨は椎間板という軟骨と、椎間関節という関節でお互いにつながっています。挨拶をしたり、腰をねじったりしたとき関節に捻挫を生じます。このため強い腰痛が起こります。
筋々膜性腰痛による場合
若い人、力仕事をする人では荷物を持ったり、スポーツをしたとき筋肉と筋膜による痛みが生じます。これを筋々膜性腰痛といいます。
原因
ぎっくり腰の原因は以上のようにいろいろで、時には、原因が全くわからないこともあり、咳やクシャミをしただけで起こることもあります。このため、魔女の一撃などと呼ばれています。
治療
電気治療、マッサージ、テーピング、超音波治療、鍼灸治療などを行います。
激しい痛みが治まれば、コルセットを付けて、痛みのない範囲で普通の日常生活に戻ります。ぎっくり腰の痛みは坐骨神経痛などと違って長く続きません。比較的早く治ります。