腰痛体操の目的は腰の骨の動きや血行を良くするとともに、腹筋や背筋を強くして、姿勢を正しくすることです。
★各10回を1日に1〜2回行って下さい。
★痛みが強い場合は、痛みが軽くなってから始めてください。
★継続することにより効果が出てきますので3か月以上続けましょう。
1.起き上がり運動
お腹の筋肉を強くする運動です。仰向けに寝て、膝を立てて、両手を胸の上に組み、腹筋に力を入れて起き上がります。痛みのない範囲で行います。
2.しりすぼめ運動
おしりの筋肉を強くする運動です。仰向けに寝て、膝を立て、両手をおへそのあたりに乗せ、腹筋を緊張させてお腹をひっこめながらおしりに力を入れて腰を浮かせます。この時背中は床から離れないようにします。5〜10秒その姿勢を保ちます。
3.両ひざかかえ運動
背中の筋肉をのばし、腰のそり(腰椎の前弯)をへらす運動です。仰向けに寝て、足を少し開きながら両膝をまげ、胸のところに持ってきて、両手でかかえます。そして膝が脇の下にくるようにひきよせます。5〜10秒その姿勢を保ちます。
4.体の前屈運動
太ももの後ろの筋肉をのばす運動です。両足を少し開き、まっすぐ伸ばして座ります。息は吐きながらゆっくりと上体を前に曲げて、つま先をつかむようにします。5〜10秒その姿勢を保ちます。
5.ヒコーキ運動
背中の筋肉を強くする運動です。うつぶせの状態で両手を広げ、そのまま上半身をゆっくり起こします。このとき胸が床から持ち上がる程度で止め、足は浮かばないように注意して下さい。5〜10秒その姿勢を保ちます。