捻挫のおこりかた
バスケットボールやバレーボールで、ジャンプの着地で誤って人の足の上に
のってしまったり、サッカーやラグビーで、グラウンドのくぼみや芝生に足を
とられて、足首を捻ってしまうことがあります。
足首の捻挫は、スポーツでおこる最も多い「けが」のひとつです。
捻挫の分類
捻挫とは、関節を支持している靭帯が痛むことです。 靭帯の痛む程度によって、捻挫の程度を三つに分けています。
1度の捻挫は、靭帯が伸びる。
2度の捻挫は、靭帯の部分断裂で皮下出血が現れます。
3度の捻挫は、靭帯が完全断裂で皮下出血が現れます。
2度と3度の捻挫は歩くのが困難なぐらい痛いです。
捻挫の症状
足首の捻挫は、多くは足首を内側に捻っておこります。そのため、足首の外側の靭帯が痛みます。外くるぶしの前や下に痛みがあり、腫れがみられます。また外くるぶしの前や下を押さえると、痛みがあります。
捻挫の治療
捻挫の治療は固定が大事です。固定をせずに治療してしまうと靭帯が緩んだ状態になり足関節が不安定になります。不安定になると捻挫をしやすくなり手術が必要になる場合もあります。そのためにもしっかり固定して適切な治療をしましょう。
1度の捻挫は、軽傷で2週間ぐらいの固定が必要です。スポーツ復帰はサポーターつけてなら3週間後程度からできます。
2度の捻挫は、3~4週間程度の固定が必要です。スポーツ復帰はサポーターつけてなら4~5週間程度からできます。
3度の捻挫は、重傷で4~5週間程度の固定が必要です。スポーツ復帰はサポーターをつけてなら6週間程度からできます。 皮下出血があり歩行が困難な場合は骨折している場合もありますので、病院でレントゲンを撮影することを勧める場合もあります。
当院での治療は超音波とハイボルテージのコンビネーション治療をしています。この治療で鎮痛効果や腫れの症状を早く改善する効果があります。