すね(脛骨)の内側に痛みを感じる疾患で、スポーツ選手、特にランニング系競技の選手に多く、中でも中高生など成長期の方に多い疾患です。
症状
足の内側にある脛骨と言う骨の下から1/3辺りまで骨に沿った痛みが生じます。骨は骨膜という骨を保護している薄い膜におおわれています。
この骨膜に炎症が起きているためそのような痛みが生じています。
ランニングの開始時に痛みを生じますが途中で痛みが次第に消え、ランニングを終えると再び痛みが生じます。
悪化するとベッドから降りる、など日常生活動作でも痛みを生じたりします。
治療
まず安静にすることが第一で、足を使ったトレーニングは控えましょう。 水泳やエアロバイクなどでコンディションをキープする程度なら問題はありません。 どうしても休めない人は運動前後に入念にストレッチをして、運動後は10分ほどアイシングをしましょう。 痛みが軽くなっても治ったわけではないので、痛みが完全に消えるまで油断はしないように休みましょう。