膝蓋骨不安定症（しつがいこつふあんていしょう）
症状
自覚症状として関節痛や違和感、体を支える事が出来ずガクッと膝が折れるような膝くずれ感、不安定感などがあります。日常生活にはあまり影響はありませんが、膝を曲げた状態で力を入れると膝のお皿が外れる事があるため、スポーツの妨げになったりします。
原因
女性に多いのが特徴で、膝のお皿をつなぎとめる靭帯が緩んでいる場合と、膝のお皿と大腿骨の形に異常が見られる場合の２つに分けられます。どちらの場合も膝のお皿の動きが大きすぎて、所定の位置からずれる（脱臼）ことで、痛みや不安定感が出てきます。
治療
太ももの筋肉を強くすることが一番です。すぐに痛みが取れるなどの即効的な効果はありませんが、続けていくうちに膝の使い方がうまくなって、膝蓋骨の位置が安定してきます。 また、鎮痛効果としてマッサージやはり灸治療が有効です。 脱臼を繰り返すひとには脱臼防止用のサポーターが勧められます。
