原因
スポーツをする中高生に起こりやすい症状です。大腿前面の筋肉はお皿を通り、お皿の下(脛骨粗面)についています。バスケットボールなどで飛んだり、跳ねたり、サッカーでボールを蹴ったりするとこの筋肉が収縮し、靭帯が付いている部分が強く引っ張られます。このような運動を繰り返すことにより、この部位に炎症が生じたり剥がれたりします。
症状
症状は運動痛が主で、安静時には痛みはありません。お皿の下の圧痛、腫れや熱感がみられます。
進行すると歩行時や階段昇降時の痛みが起きたり、脛骨粗面に隆起がみられます。
治療
痛みが特にひどい場合は運動を中止し安静にすることが一番です。運動ができる時は別メニューのトレーニングを行っていくなど、様子を見ながら以前の練習量に戻していきます。また、運動後のアイシング、大腿四頭筋のストレッチング、マッサージ、電気治療などを行っていきます。
オスグッド病は専門家による適切な指導と治療さえ受ければ、ほとんどの場合良くなります。膝の周りが痛い時には我慢せず、専門家に御相談ください。早期治療が早期治癒につながります!