朝起きたとき、首の後ろや、左右いずれかの筋肉が痛み、ちょっと動かしても激痛が起こり、首を動かせなくなることがあります。
不自然な姿勢で寝ていた翌朝や、寝る場所が変わったり、枕が変わったりした場合に起こります。
睡眠中なのでどのようにしておこったか本人にも分かりませんが、睡眠中は筋肉が弛緩するので、頭を不自然な角度に曲げると、首の一部の筋肉が過度に引き伸ばされて起こると思われます。
朝起きた時だけではなく、その他にも長時間不自然な姿勢をとったり、冷たい風にあたったり、疲労した時などに不用意に首を捻ったりした場合にも起こります。
症状
頚の周りや肩にある筋を押すと痛みが出たりします。 首を動かすと激痛がし、後ろを振り返るときには首だけ回すのではなく全身でなければ振り返れないこともあります。 首の緊張が続くと、肩や腕にいく神経の通り道が首の筋肉で圧迫され、手のしびれや肩こりを伴う場合もあります。
治療
単なる寝違いでは、急性期の症状は長引くことはなく、安静にさえしていれば1,2週間で痛みは消えます。
しかし、適切な治療をすることで回復スピードが速まります。
当院では、マッサージ治療と鍼灸治療と電気治療を行っております。
寝違えには鍼灸治療が効果的で一度の治療で、痛みが半減程度改善されることが多いです。鍼灸治療が苦手な場合は、超音波とハイボルテージのコンビネーション治療をしております。
ふつうの電気治療より鎮痛効果が高いです。